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日経BP社さんから、『日経ビジネス』の印刷見本誌が届いた。
表紙は当社アートバンクの取扱いコンテンツで、ランドサット7号の解析データを三次元化した「スーパーランドスケープ:沖縄県」!
ご使用頂いた取扱い著作物の印刷見本を送って下さる会社が少ない中で、日経BP社さんは貴重な存在だ。
 
久しく忘れていたが、だいぶ以前から、アートバンク(京都)に限らず全国の同業写真エージェンシーの取扱い著作物が、そのサンプル用カタログからウェブサイトや印刷物に無断転載されたり、イラストなどが盗作されたりする被害が後を絶たず、これを防ぐため広告・印刷業界をどうやって啓蒙したものかと考えていた頃、たまたま日経BP社の編集部の方と話す機会があり、編集部のご厚意で、ウェブサイトの制作者がよく読んでいる同社の『日経ネットナビ』誌にタダで啓蒙広告を出していただくことになった。
 
その後も、グラフィックや工業デザイナー向けの『日経デザイン』誌上で、アートバンクが作家の側に立って、少なからず関係した損害賠償請求訴訟「武富士裁判(対電通)」や、「にいがた花物語裁判(対博報堂)」などの請求訴訟の事例も、取材・紹介された。
大手広告代理店に気兼ねしてヘイコラヘイコラしている出版社が多い中、著作権問題についての日経BP社さんの凛とした姿勢には、頭が下がる思いだ。
 

株式会社アートバンク関連記事
(左上:『日経ネットナビ(1998年11月号)』、 右下:『日経デザイン(2006年10月号)』)


こういった取り組みもあり、広告・印刷・デザインといったプロの業界の意識はずいぶんと改善されたが、最近は一般企業や地方自治体がウェブサイトの制作を専門家に外注せず、内部で作るようになって、著作権意識の乏しい新人担当者が、その辺の印刷物やグーグル、ヤフーといったサーチエンジンの画像検索で、イメージするイラストを検索してそのまま自分ちのホームページに無断で転載するという現象が生じている。
 
こういう新人担当者は、画像検索の際に「フリー」や「無料」といった単語をくっ付けて検索するだけで、そこで検出される画像(イラスト)は、「勝手に使っていいものだ」などと「勝手に」解釈している(ところが大抵の場合ウソで、本当は「フリー」や「無料」といったキーワードさえ打っていない)。また、画像にプロテクトが掛かっていないことを理由に「取れるようにしている方に責任がある」などとまるで商品管理に問題があるかのように、真顔で主張する者までいる始末だ。
 
笑える話だが、それじゃあ「新品・テレビ・無料」「冷蔵庫・無料」でヒットする商品は、みんなタダで持って帰っていいのか?。 印刷物からは画像の転載が簡単にできるが、だからと言って自由に転載して良いのか?。 田舎にある無人販売の野菜や果物は、盗れるからといって盗んでいいのか?と、逆に訊きたい。
 
ネットで流れる著作物には全て著作権があり、それらは著作権法という法律によって保護されているからこそ、画家、イラストレーター、写真家といった人々は、安心して自身のサイトでその作品を公開することが出来る。もし仮に「取れるから盗ってもいい」などという理屈が通るようなことがあれば世の中は闇だし、実際裁判でもそのような主張は通らない。

しかし、最近は本来「正義の味方、法律のプロ」であるはずの弁護士が、仕事がないためか、なんとか「商売にしてやろう」と盗人に猿知恵を授け、加害者の側に立って被害者に喧嘩を仕掛けてくるケースもある。全く困ったものだ。
 
イラストレーターに限らず、コツコツともの作りに励む作家は、食うや食わずの生活を強いられている人が多い。
こういう人々の唯一の商品で財産でもある作品を盗んでおいて、バレると弁護士に丸投げする経営者、それを待ち受ける悪徳弁護士・・・
こんな奴らは、いずれ束ねてバキュームカーの餌食にするしかないだろう。

 
 




こちらも15周年を迎えた、「~芸術の都・京都から著作権問題を考えるHP~ 『ソックリ広告博物館』 ↓


 
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