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臭いも何もなく、身体が次第に怠くなり、それと気がつく前に、徐々に意識がやられはじめる。

以前一度だけ、石油ストーブでやってしまった。
部屋の空気抜きといえば、ガラス戸の上部の小窓が南北2箇所だけで、部屋の機密性は高かった。
最初は風邪のような怠さだったが、どうにも気分が悪くなってきて、ひょっとして!と気付き、すぐさま戸を開け半身乗り出して、冷たい空気を思い切り何度も吸い込んだ。外はひどく寒かったが全身から凄い量の汗が噴き出してきて流れだした。手を見ると血の気が失せて真っ青だった。
 
それから後の1週間というもの、まるで脳に鬆(ス)が入ったように、思考力が低下していた。
眠り込んだら絶対に死んでいた。
みんな、気をつけて。
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