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前日北上市に宿を手配してくれた岩手の友人で書家の伊藤康子さんと、午後1時に岩手山SAで合流した。

ホンダの黒のFITに、やや細めの黒いサングラス、1日4時間のトレーニングを欠かさない筋骨逞しい彼女と4ヶ月ぶりに対面。
朝挽いてくれたできたての熱いコーヒーをポットから頂き、彼女の同郷の友人が書の個展を開いている弘前の会場へ向け、彼女の車の後について走る。
途中で彼女の車を追い越してから、前になり後になりしてコーナーの陰で何度か見失った。



やがて降りるはずだった弘前ICを過ぎても出ないので、そのまま何キロか、後ろにピッタリついて走ったが、そのうち車は左の路側帯に寄って停車した。僕もその後に続いて停車した。
「さては伊藤さん、レースに夢中でICを見過ごしたか」と思い、(外に出ると危ないので)電話をかける。前の車も携帯電話を取り出している様子。でも呼び出し音は鳴るが彼女は出ない。何気なく前の車のナンバープレートを見ると岩手でなく秋田ナンバーだ。車も同じ黒でシルエットも似ているが「FIT」じゃない。
やばッ!と思った時、前の車のドアが開いて、オッサンが出てきた。 近づいてくる。

「何か用か?」
「いや、ちゃいまんねん」
「何でついてくる!」
「いや、その、間違いでんねん」
なぜかしきりに大阪弁を駆使する自分。
その時、伊藤さんから電話がかかってきた。
「今どこにいるの?」
「いや、その通り過ぎて」
「ちょっと出てこい!」 とオッサンが、ロックしているドアの取っ手をひっぱる。
「どうしたの?」
「いや何というか、車を間違えて」
オッサンは、僕らの会話と京都ナンバーから、事情を理解したのか、急にニタニタし始めた。
「ほんとに間違いか?」
「そうでんねん、いやホンマにすんまへん、電話代わりまひょか?」
「いや、いい。それなら次の黒石ICで降りたらいい」
「あ、ご親切にありがとうございます」

オッサンは去り、ホッと溜息をつき、彼女と次の待ち合わせ場所について打合せを始めたとき、後方からパトカーが警告灯を点滅させながら走ってきて、僕の後ろに停まったと思うと、中から3~4人出てきた。(パトカーは普通2人乗りだ) やれやれオッサン呼んでたか。そういえば正体不明の相手に対してやけに強腰だったな。

という訳で、さっきオッサンに話したのと同じ言い訳を、また彼らにすることになった。
なぜかこんどは東京弁で。

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2 

伊藤康子さんと旧友の相馬仁さん。
その夜は「2B弾」から始まって、三人の少年時代のやんちゃ話で盛り上がった。
お互い“地”の津軽弁と和歌山弁で話そうってことになってやりはじめたけど、やはり無理があり、知らん間に標準語に戻っていた。
日本は広い!

 

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