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著者はニューヨーク州弁護士で、副題は「アメリカで百戦錬磨の日本人弁護士が教える・・・」とあり、なかなか面白く、知らない言葉も幾つかあって、勉強になった。 楽しくて3時間で読み切ってしまったが、楽しかった一番の理由は、そのほとんどが、「言われるまでもなく日常やっていること」だったからだ。もちろん僕は弁護士じゃないし「非弁行為」をやっているという意味ではない。そんなことはしていない。でも著作権を扱う仕事柄、訴訟や訴訟外の交渉を数えきれないほど経験した。20年余りの間に、500人以上の弁護士と、ズル賢い連中を数千人相手にした。その気はないが、僕が事案ごとのエピソードを纏めて出版すればベストセラーになるだろう。

話しは横にそれたが、これはなかなか面白い良い本だ。タメになる。 権利侵害に対する抗議文書を無視し続ける中国企業に対し、先ず訴訟を起こしてから和解期限を設定するとか、中には、モチベーション高めるためにボクシングジムに行って顔面腫れ上らせて強面を演じたり、とか…採用できそうにないのもだいぶあったけど面白かった。

でもまあ、交渉の具体的事例を豊富に集めて、幾つかは知識として非常に役に立つものであり、著者は語らずも身に付けておられるようだが、交渉・戦の術でいちばん大事なものは「創造性」、変幻自在で型に嵌らないことだ。つまり、
「兵を形するの極は、無形に至る。」
孫子のこの一言に尽きる。
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