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わたせせいぞうさんが1974年第13回小学館ビッグコミック賞を受賞した時のデビュー作。
この方は将来きっと大物になると思って、大事に取ってあったもの。ラストのページの詩に勝手にメロディーをつけてよく歌った。
彼の作品はその後「ハートカクテル」まで注目されなかったが、初期のこの作品『新漫画昆虫記』こそ彼の真骨頂だと思う。












43年前のビッグコミック増刊号。
アートバンクの倉庫には、こういう処分出来ない物が山ほどある。(^^;;





先日ヤフオクにアートバンクの法人著作イラストが使用された『連合白書(2012)』が出品されているのを知って、早速購入した。

90年代の終わり頃、写真エージェンシー協会(JPAA)のパーティの二次会で、当時業界を代表する存在であったオリオンプレスのイラスト専門部門の代表が、「アートバンクさん!あの群衆のアイデアは良いですねえ!うちでもパクらせて頂きますよ。でも訴えないでくださいね〜^^;」と、悪びれず話してたことがある。この業界でパクリは日常茶飯事、あそこでこんなコンテンツがヒットしているという情報をキャッチしたら、判を捺したように他社でも類似品が作られていた。こういう風に正直に「パクらせてもらいますよ」なんてざっくばらんに話すのは珍しい例だ。

人の顔はパブリシティー権(いわゆる肖像権)の問題が絡むため、特に群衆などの写真は怖くて使えない。でも強い潜在ニーズは市場にあるわけで、この問題をクリアするためには、人形で作るのが一番だと思い、人形の群衆シリーズを90年代の中頃に始めた。この表紙のイラストは17〜8年前に、うちの工房で何ヶ月もかけて作ったもの。

人形の本体は、紙粘土の制作から筆による着色まで京都工繊大を出た女の子が毎日コツコツと作ってくれて、仕上がった人形を一体づつ角度を変えてスタジオでデジタル撮影し、それぞれパスをつける作業をした後に、撮影した角度ごとに分類してデータベースを作り、最後にMACの担当者が完成予想図に基づいて服の色を変えたり反転させたりしながら、遠景から順に重ねて行く。この方法でバリエーションも沢山作った。

まあこれだけの密度の作品を1から作ろうと思ったら大変な時間とお金がかかるが、それをする何十分の一の料金で借りられるところにこそ、写真エージェンシーの存在価値があるというもの。
「パクらせて頂きますよ」と言ってたところが出したカタログの群衆シリーズ、実はどんなのが出来るか楽しみにしていたのだが、出たのは手描きの人物イラストをいろいろ重ね合わせただけの群衆で、正直ガッカリした。アイデアも借り物なら作る物も粗悪品。一時は業界の指導的立場にいたオリオンプレス、カラーボックスも、慧眼進藤さんの率いるアマナイメージズに吸収されてしまった。

アイデアは著作権では保護されない。でもね、そのアイデアがいちばん大事なんですよ。






【追記 20170526】
当日、NHK名古屋放送局で放送されたデザイン書道のワークショプ。






久木田さん頑張ってる。





20年前まで事務所に使っていた中京区のマンション富小路アーバンライフの部屋を今日売却した。
四条・河原町・御池・烏丸通りに囲まれた好立地で30坪の3LDK。京都中心部の物件が不足しているため築30年でも高値で売れた。
このマンションは本社が御池通に移転後、住み着いていた猫のために残してあったもので、その後スタジオ兼倉庫になり、ついこの間まで書類やなんやかんやで立錐の余地もない状態になっていた。
買主が決まって約1ヶ月半、特にこの2週間ほどは片付けに休日返上。捨てて良いもの悪いものの選別が大仕事。社内外のスタッフ十数人で1トン余り産廃として処分し、残りを本社と別の倉庫に移動したため、いま仕事場には段ボール箱が溢れかえっている。

しかし物が溢れていた時には気付かなかったけど、こうして空になった部屋を見ると、こんなに広かったのかと思う。
ここから色々なアイデアが生まれた。忘年会も毎年やって、イラストレーターの方々を中心に、多い年には70人も集まって、夜通し飲んだ。

感謝を込めて、さようなら!








1993年だったろうか、写真化学の衛星画像担当の方からお電話を頂いた。

解析した衛星画像をいろんなチャネルで販売・貸出ししたいので地元のアートバンクさんでも、ということでお声がかかった。
ただ、当社は写真エージェンシーであり、使用媒体や用途に応じて、その都度使用料を頂くビジネスモデル。すでに同社がロイヤリティーフリーで販売している画像と同じものを、高価な使用料とって貸し出すわけにはいかないので、画像の付加価値を高めるために、それを立体に出来ないだろうかと提案した。
国土地理院の標高データにマッピングするわけだ。それによって視点を自由に選ぶことができ、鳥瞰図などの注文制作も可能になってお互いにサービスの幅も広まる。光栄にも「スーパーランドスケープ」の名前は僕が付けさせてもらった。

当時写真化学で技術を担当していた尾崎弘之さん(現在株式会社VGL代表)は、非常に感性の良い方で先見の明もあり、「やってみましょうか」と上司を説得し取り組むことになったが、これがまた気が遠くなるような大変な作業だったようだ。こうしてなんとか形になるまで約2年。尾崎弘之さん本当にお疲れ様でした。

ところで、Google Earthが登場したのが2005年。
その10年も前に尾崎さんが紡ぎ出した美しい鳥瞰画像に、まだGoogle Earthは追いつけない。




(もういいけど、この記事房総半島の写真が逆さま)






http://www.eiseigazo.jp/contents/jisseki-o.html



おまけ、京都新聞記事。





今日も倉庫の片付け中。
いろいろ出てくる。この写真は学生時代、糸魚川から静岡まで3人で歩いた時のもの。赤石岳を超える途中で濃霧に巻かれてひと休み。
ふたりとも元気にしてるかなあ。。。




昔友人が紹介された新聞記事も出てきた。
僕の、熱くて濃い友人軍団の神田英さん。
今回の倉庫の片付けでも、スチール棚の解体に電動工具を抱えて駆けつけてくれた。
今もガイアの他に「アフリカ工務店」という芸術職人集団を主宰し、リフォームなどでいい仕事をしている。

http://myhomelandgaea.com/about.html








Google ストリートビューに写るクレタ島での神田さん夫妻。
顔をボカさんといてくれと、Googleに電話したけど拒否されたそうな。






堀口磊蔵先生(故人)がうちの顧問弁護士だった頃、千葉県の事案に絡んだ東京地裁での裁判の帰りに、一緒に闘っていた先生(現在は裁判官)が堀口先生に言った。

「先生、○○(何かの職業)っていちばん嘘つきですね」
堀口先生ふと足を止めて
「ん? 違うよ」
「!、弁護士ですか?」
「そ」
そう答えて、ちょっととぼけたいつもの表情で、また歩き始めた。

過去も現在も、堀口先生をはじめ僕が同士とする弁護士さんたちが嘘つきだったことはないが、実際弁護士は仕事のために嘘をつく能力も時には要求されるようだ。法廷では追い詰められた方が嘘を連発する。
ただ当然ながら、そういう日常に染まり、自分は嘘がつける職業だなどと勘違いしてしまうと、その癖が抜けきらず法廷の外でも平然と嘘を言ってとんでもないことになる。

国会の答弁でそれをやっちゃいけないよ。
サッサと辞めなさい。





堀口磊蔵先生カムバック!












こんなのとかいろいろ出てくるたびに、手が止まってなかなかはかどらない。

35年前、1982年の8月3日。50ccのバイクで北海道を1周して帰りに、乗っていたフェリーが漁船と衝突し、転覆した漁船の船腹のセンターボードにしがみついて立っている漁師の姿を映画のように写して、フェリーの到着後、朝日新聞敦賀支局にパトローネのまま持ち込んで、翌朝の紙面に載った写真の「ご褒美」。
たしかそれで旅費が浮いた^ ^






さて、片付け片付け、、、
昨日、20年前まで仕事場にし、以後会社の倉庫兼スタジオに使っていたマンションを掃除していて、8㎜映写機を動かそうと思って手に取ったら何やらネバ〜っと、、、
置いてよく見ると、四半世紀前に飼っていた猫の小便がタール状になってへばり付いている‼︎
石鹸で洗っても取れない‼︎
家に帰ってから何度も湯と柿渋石鹸でゴシゴシ洗って、ようやく臭いは消えたが、めっちゃ気分が悪かった。

あの雌の黒斑の母親は、ほんとに賢い色っぽい猫で凛々しかったが、何匹か産んだ子供の中で黒斑だけは、うちの番頭にだけなついて僕になつかず、カメラのレンズやその他大事な道具をわざわざ選んで小便をひっかけていた。
職場のスタッフやその家族と、数日和歌山の山の家に泊まりに行った時、職場に2匹いた猫をそのまま放って置くわけにもいかないので一緒に連れて行ったのだが、屋根裏に棲みついていたムササビが深夜帰ってきた時に偶然ハチあわせてパニック状態になり、茶色の猫は縁の下に隠れ込み、小便タレの黒斑はそのまま何処かに逃走してしまった。
帰る日になっても黒斑は姿を見せず、止むを得ずキャットフードを山盛り置いて帰った。
それから数年経って、その付近の畦道で、あの黒斑にソックリな若い猫を見かけた。それとなく従兄弟に聞いてみると、黒斑は、通りを隔てた向かい側の大きな家に拾われていたようだ。

町中のマンションのたった30坪の檻のような空間から解放され、楽園のような新天地で自由自在に走り回っていた黒斑の姿が目に浮かぶ。
今更挨拶にも行けないが、拾って育ててくれたご家族には、ほんとに申し訳なく感謝している。

といいながら、気になってまだ手の臭いを嗅いでいる僕。












画像のデジタル化で、随分前から不要になっていた、ポジフィルムを確認するための特大ライトテーブルとマウント保管用のロッカー(一部)だが、再利用してくれる人が思いがけない身近なところにいて、昨日再度嫁入りできることになった。
なんとも有り難い^ ^
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